衝撃的な案件

元探偵の浮気調査では泥沼に発展することも少なからずあるもので、話し合いの場に同席を求められた場合には得てしてそうした場面を見ることになるのですが、この浮気調査の場合は衝撃という言葉がまさに合う案件になりました。

ご相談に訪れたのは旦那さんで、奥さんに怪しい行動があるといわれます。
結婚以前から奥さまは実家と非常に仲がよく結婚後も頻繁に実家に帰るのですが、最近では食事を済ませ泊まりになることも多くあるようで、本当に実家に帰っているのか気に掛かるといわれます。

こちらの旦那さんはかつて若い頃にやんちゃをしていたそうで、その事が原因で当初から奥さんの実家からは毛嫌いされておりすでに何年も奥さんの実家とは付き合いが無いため、ご自身で電話をかけるなどの確認を取ることはできないといいます。

またそれ以外にも怪しい点は様々あるようで、スマートフォンを操作することが多く増えると共に夫に対して見られまいとどこに行くにも常に携帯するようになり、さらに夜の生活も拒否されてすでに半年以上はレスの状態が続いているそうで旦那さんはすでに限界を迎えているといいます。

しばらくお話をお聞きする中で3回目の面談でお会いした折に契約を締結し、調査を開始する事になりました。

こんな厳しい事例も

奥さまが実家に行く日は毎週ランダムになりますので予想が立てづらいとのことですが、数日前には旦那さんに知らせてくれるそうなので日付が判明次第すぐに連絡を頂き浮気調査を実施することとなりました。

調査初日を迎えてさっそく調査対象者の尾行を開始したのですが、対象者は自宅と実家の中間に位置するショッピングモールに入り喫茶店で男性と落ち合う姿を確認することができました。

男性とは食事や買い物を行っていたのですが、その姿はまさに恋人であり甘えている様子が所々で散見し、その後は男性の車に乗りラブホテルへと姿を消す事になります。

その日はおよそ数時間の滞在後にホテルから出てきて対象者の自宅近くまで送り届けた所で、今度は男性を尾行して人物を確認すべくそ帰宅先を突き止めたのですが、何と驚いたことに男性は奥さんの実家に帰宅したのです。

ここまでを依頼者の旦那さんに報告した上でさらに調べを進めてみると、奥さんの実家では依頼者の旦那さんとは別れるよう奥さんを説得する中で男性をあてがっており、奥さんもその話に乗っかって男性とは恋愛中の関係だったのです。

その後に旦那さんより依頼を受けて奥さんや実家との話し合いの場に元探偵も同席したのですが、あまりの針のむしろぶりに同情しかなく、4桁の破格の慰謝料を提案されたのでそれを受けて離婚が成立することとなりました。