浮気が発覚したきっかけは、残業している筈なのに残業代が支給されていない給与明細…
まだ若く世間を知らない相手を篭絡する行為は、男性として社会人として許せるものではなく、汚いやりくちに元探偵も唖然とした案件となりました。
浮気調査の相談は奥様から寄せられ、旦那さんの帰りが不自然に遅くなることが多く、通勤で使用するマイカーにも不自然な点が多く見られるのだと言います。
旦那さんのお勤め先は比較的に残業が少ないほうで、残業する場合にはしっかり手当てがある優良な勤め先なのですが、ここしばらくは残業が続いている一方で、旦那さんの給与明細には残業代が支給されていませんでいた。
夫の言い分としては業績が悪いことや新人の教育係を担当しているためで、同僚が病気で抜けたことで新人教育は2人分受け持つようになったことが原因として大きいのだと言います。
こうした話を聞く分には仕方のないようにも思えるのですが、その一方で通勤で使用するマイカーには少なからぬ異変があり、これまで車載されていた家族の物やぬいぐるみなどが全てしまわれて、灰皿には女性向けのタバコの吸殻があり口紅も付いていたのです。
依頼者のご家族はよくゲームセンターに訪れお子様と共にクレーンゲームに興じることが多いのだそうですが、そうした景品がすべてしまわれたことに大きなショックを受け、また口紅の付いたタバコの存在が決定的になり浮気調査を依頼したのだと言います。
浮気調査の依頼中はけんかやトラブルを起こさない鉄則
さっそく浮気調査を受けることになったのですが一つ厄介なことがあり、依頼者は我慢できず旦那さんと大ケンカをしたのだと言います。
一般的に浮気がばれそうになった時には相手との関係を解消したり、または一時的に浮気をせず追求をやり過ごすなどの対応をするものであり、こうしたケースでは直後に調査を行っても証拠を得られにくいため難航するかと思われたのです。
しかし旦那さんはケンカ後に帰宅することなく泊まり歩いているようで、今回は間髪入れずに調査を行い退勤後の足取りを追うこととなりました。
結局、浮気の調査はクロ
浮気調査の結果、旦那さんは職場で新人研修を行っていたのは事実だったのですが、その新人の18歳女性に手を出して相手宅に入り浸っていることが判明しました。
調査の裏話として後の話し合いでこの浮気相手の女性は高卒後に入社したまだ若い新人で、旦那さんが既婚者であるとは知らず将来的に結婚したいと旦那さんに言われたのを真に受けて真剣に交際していたようで、後日ショックのあまり退職したのです。
当初、依頼者の奥さんは浮気相手にきっちりけじめを付けさせるつもりだったのですが、結果として旦那さんの方の責任が重大であると考え旦那さんを集中的に責め、納得できる離婚を勝ち取ったといいます。