犯罪に絡んだ案件

一口に浮気といっても様々な形があるものですが、元探偵が調査した中でも犯罪に絡んだ案件の場合はより深刻な事態を引き起こすことになります。

まず調査の相談を頂いたのは奥様からで、たまに夫の連絡が付かなく怪しい動きをしていることがこれまで多数あったので、この夏のボーナスを全部つぎ込んでしっかり浮気調査をして白黒はっきり付けたいといったお話でした。

すぐに詳細な話をお伺いしたのですが、今回の案件で夫は普段家にいるときは携帯電話を触ることは滅多になく、また机に置きっぱなしにするなど無頓着なので、その辺りからは浮気の有無について探ることはできないといいます。

調査の裏話として一般的に浮気相手とは頻繁に連絡を取り合うもので、携帯電話などからその痕跡を見て取ることもできます。
また履歴だけでなくメールなどの中身についてもちょくちょくチェックを入れているそうですが、連絡相手は仕事や友達関係や趣味の集まりなどばかりでいずれも問題は見当たらず、またメールボックスの保存件数を見ても削除をしているわけではないのです。

もちろん一見すると健全そうに見えても、番号の登録の際に別名で登録すれば履歴に残っても浮気には見えず、また連絡の内容も当人同士しか伝わらない暗号やフレーズを入れることでバレずに連絡することもできるのですが・・・今回の案件では全く異なる方向での結果が出ることになりました。

浮気調査を行うにあたりこれまでの行動について振り返ると、夫は給料日後の数日以内に怪しい動きをとることが多く、そのあたりに的を絞り調査を行うこととしました。

こうしたケースでは風俗に訪れる男性は非常に多く、給料日後に怪しい動きをすることから今回もまた同様の案件かと思ったのですが、実際に浮気調査を進めると夫が未成年の女性とホテルに出入りする様子を撮影することができました。

ただこの1回だけでは不貞行為として必ずしも裁判所が認めるわけではありませんので、より証拠を確実なものにするために翌月も調査を行うことになったのですが、今度もまた未成年の女性とホテルに入ったのですが前回とは別人になります。

援助交際の可能性 

こうした調査結果を得て可能性として浮かび上がったのは援助交際と呼ばれる売春をしている可能性です。

男性は風俗では飽き足らず援助交際に手を出すこともあり、かなり以前より社会問題として問題視されてきた事柄になります。

今回の案件では旦那さんが口を割ったことで売春していたことが判明し、奥さまは怒りのあまり関係当局に通報して離婚と共にしかるべき処分を受けさせました。