浮気調査を専門にした元探偵のマル秘レポート

元探偵が過去の浮気調査の経験から、いま配偶者や恋人の浮気を疑っている方の為に、アドバイスとなる情報をお話しします。

自分の浮気がバレタ後に相手の浮気調査をした事例

嘘に嘘を重ねると取り返しがつかない事態になるもので、時に探偵がその片棒を担がされることもあり、今回の案件では元探偵は知らず知らずのうちに依頼者のいいように利用されるところでした。

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・嘘はどの世界でも面倒を引き起こす

浮気調査の依頼があったのは旦那さんからで、奥さんが怪しいのでとにかくすぐに調べて欲しいとのことでした。

一般的に配偶者の浮気を疑う場合は何かしら怪しい出来事があったり証拠を押えたりするものですが、この依頼者の旦那さんの場合はそうした事は一切無く、具体的な話をせず行動や態度がおかしいとただ繰り返すだけだったのです。

元探偵は違和感を感じながらも婚姻関係にある配偶者に対する調査ですので断わる理由は無く、旦那さんとは打ち合わせを何度か行ったのですが、そこである一つの異変に気が付くことになります。

この依頼者の旦那さんとは退勤後にお勤め先の近くの喫茶店でお会いし話をしていたのですが、旦那さんが訪れるたびに後に続くようにいつも同じタイミングで客が入り、私どもの近場の席に腰掛けていたのです。

その人物の行動・態度・持ち物などから元探偵にはピンと来るものがあり、同業者であるとすぐに気が付いたのです。

そこで旦那さんにはその場で筆談で場所を変えることを提案し、道すがらいきなり捕まえたタクシーに乗り込み、運転手さんに急がせて遠方の個室がある飲み屋に向かったのです。
飲み屋で詳細を話すと旦那さんには心当たりがあったようで、事実を話してくれるようお願いしたところ驚くような話を聞かされることになったのです。

・浮気調査から行動調査へ切り替え

実は依頼者である旦那さんは奥さんに自身の浮気がばれたそうで、離婚の可能性が高いことからカウンターとして奥さんにやましいことが無いか調べるために当方に浮気調査の依頼をしたそうなのです。

浮気調査の裏話としてこうした理由で調査を依頼することは動機としては不順となりますが、後の裁判などでは弁護士が対抗措置として行う調査と意味合いとしては同じものになり、浮気調査から行動調査へと名目を変えて調査を引き続き受け付ける事になりました。

さっそく調査を開始したのですが、調査対象者である奥さんは買い物やお子様の用事などで出かける以外ではあまり外出せず、また自宅への訪問者も限られており行動には怪しい点が見られず、延長の依頼を受けて調査を行った12日間の中では不貞行為とみなされるような行動は確認されませんでした。

調査依頼者である旦那さんに報告した所、一応は安心した一方で当初のカウンターとしての意味合いが果たせず、かなり複雑な表情をされておりました。